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過去のコラム 2008年7月

 

2008年07月30日(木) 世界のワイン生産量と消費量

6月16日、イタリア・ベローナで開催された国際ブドウ・ワイン機構(OIV)の総会で、事務局長のフェデリコ・カステルッチ氏が、2007年の世界のぶどう栽培・ワイン醸造の状況について報告した。

この報告によると、2007年の全世界のぶどう栽培面積は、791万ヘクタールで、前年度より2000ヘクタール程少なくなった。もっとも広いブドウ畑面積を持つ国はスペインで、116万9千ヘクタール、次いでフランス(86万7千ヘクタール)、イタリア(80万ヘクタール)、トルコ(52万5千ヘクタール)、中国(50万ヘクタール)、米国(40万9千ヘクタール)の順となっている。

また、畑面積の減少と共にぶどう生産量も減少し、2007年度の生産量は、前年度より1800トン少ない、6460万トンとなった。同様に、世界のワイン生産量も減少し、2億7090万ヘクトリットルと前年度より1568万ヘクトリットル少なくなる模様だ。国ごとに見ると、ワイン生産量がもっとも多かったのは、フランスで4840万ヘクトリットル、次いでイタリア(4798万1千ヘクトリットル)、スペイン(3470万ヘクトリットル)、米国(2003万4千ヘクトリットル)、アルゼンチン(1504万6千ヘクトリットル)、中国(1200万ヘクトリットル)の順となっている。

ワイン生産量が年々僅かながら減少している一方で、ワインの消費量や世界のワイン輸出・輸入量は増加傾向にあり、ワイン経済の安定を感じさせる。国際ブドウ・ワイン機構の報告によると、2007年度の全世界のワイン消費量は、2億3530万ヘクトリットル以上、2億4590万ヘクトリットル以下と推定されており、その中間値は、前年度より330万ヘクトリットル程度多い2億4100万ヘクトリットルとなる。国毎に見ると、消費量が最も多かった国は、フランス(3220万ヘクトリットル)、イタリア(2690万ヘクトリットル)、アメリカ(2650万ヘクトリットル)、ドイツ(2020万ヘクトリットル)だった。その一方で、国民1人あたりの消費量が多かった国(推定)を見ると、ルクセンブルグが最も多く、次いでフランス、イタリア、ポルトガルの順となっている。

ジュルネ・ヴィニコール2008年6月30日ニュース

2008年07月28日(月) 2007年のアルザスワイン:賞賛され待ち望まれるヴィンテージ

アルザスの関係者は幸せに浸っている。2007年がとても偉大なヴィンテージだからである。2007年は再び、異例の年となった。

穏やかな冬の後に迎えた春は、夏のような陽気で、その季節はずれの暑さのためにぶどうの発芽は早く、開花も5月25日前後という早さとなった。

6、7、8月は雨が多く、かなり涼しかった。このため、春にみられた早熟さは相殺された。しかしこの天気のおかげでぶどうの成熟は、どの品種もゆっくりと完璧に進み、爽やかさと果実味を維持することができた。

収穫は最高の条件の下で、AOCクレマン・ダルザス向けから始まった。生産者は最初に、最も成熟の早い区画のぶどうを収穫した。その後9月にアルザスは見事な高気圧に覆われた。日中は暑く夜間は気温が下がり、雨はほとんど降らず、ぶどうの成熟には最高の条件であった。

生産者はぶどうが完全に熟し、良い衛生状態となるまで忍耐強く待ち、理想的なぶどうを手に入れることが出来た。

ピノ・ノワールは小さな赤い果実のニュアンスを伴い、色も程よく、香りはスグリからブラックチェリーまで多彩に感じられる。

ピノ・グリは特に成功した品種で、力強く、蜂蜜のようなニュアンスが熟した酸味に支えられている。

リースリングは、より長い熟成期間が必要だが、とても果実味(かんきつ類)が豊かで、爽やかさに加えて信じられないほどにエレガントである。

シルヴァネールとピノ・ブランは、それぞれ典型的。

ゲヴルツトラミネールは、2007年の中でも最も成功した品種の一つである。

ワインは豊満で、強烈で、とてもアロマが豊かである。実際2007年は、どの品種も見事なワインを生み出した。

これらの最後を飾るべく、素晴らしい晩秋の天候により、多くのヴァンダンジュ・タルディヴセレクション・ド・グラン・ノーブルが造られ、1997年の生産量の記録を超えた。

(アルザスワイン委員会 プレスリリース08年5月)

「フランス食品振興会発行メールマガジン

2008年07月25日(金) 米国:不景気でも、家で飲む用のお酒は買える?

商品販売動向調査やマーケティングリサーチをおこなっているニールセン社が、先月、お酒の消費形態についての米国市場調査レポートを発表した。

このレポートによると、米国の消費者は、不況下であっても、家で飲むお酒(アルコール飲料)購買量は減らないのだそうだ。同社の世論調査に参加した半数以上の回答者は、「不景気であっても、自宅消費用のビール・ワイン・蒸留酒に使う金額は変わらない」、と、答えており、落ち込みがめだつ家計需要の中でも、お酒に対する支出は影響を受けていないことが明らかになった。

サブプライム問題から金融危機が起こり、アメリカ経済は急速に冷え込んでいる、と耳にするが、ニールセン社の調査では、自宅消費向けの酒類販売は、影響を受けていないらしい。実際、同調査の回答者の8割以上が、1年前と比べて、自宅向けのお酒の購買金額は「同じ程度」、或いは「増えている」と回答しており、「減った」と、答えているのは、全体の2割にも満たなかった。

ニールセン社のアナリストDanny Brager氏は、「原油の値上がりや経済不振によって、個々の消費者のもつ全体の支出は、確かに減っているかもしれないが、外食産業以外でのお酒の購買に関しては、景気の影響をほとんど受けていない」と、語る。

同氏によると、「多くの消費者にとって、お酒は、お財布が許容限度内に入る、自分へのご褒美」なのだそうだ。一方、レストランやホテル、ディスコやナイトクラブでのお酒の消費は、景気の影響を大きく受けているようだ。同世論調査でも、回答者の大多数が、レストランやバーなどでの飲酒が減った、と回答しており、外でのお酒の消費が減った分、自宅向けのお酒の購買増加につながっている、とも考えられる。尚、「どこでお酒を購入するか」、という質問に対しては、回答者の3500人余りが、「少しでも他所より安くで買える店」と回答しているが、ワインに関してだけ、と限定すると、「豊富な選択肢がある」、「飲みたいワインを扱っている店」、「目的によって違う」など、金額以外の要素も店選びの条件の中に含まれてくる。

「どんなときに飲むか、という点が具体的にワイン選びの大きな決め手になっているわけではないが、副次的には影響しているといえる。よって、パーティーを演出する小物を一緒に買える店や、それぞれのワインと相性のよい料理のレシピを紹介している店は、ポイントが高い」というのが、Danny Brager氏の意見だ。

2008年07月22日(火) イタリア:ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの『品質保証委員会』を設置

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ輸入禁止措置を示唆する米国に対し、シェーファー米農務長官との会談中に、同ワインの品質保証機関の設立を示唆したイタリアのルーカ・ザイア農林政策相。

その約束を果たすべく、同農林政策相は、この度、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの『品質保証委員会』設定を定めた政令を発布した。『品質保証委員会』は、イタリアFEDERDOC(原産地呼称保護協会全国連盟)会長のRiccardo Ricci氏、パドヴァ大学醸造部長Vasco Boatto教授、トレント県サン・ミケーレ・アッラーディジェ農業学校の分析所責任者のFulvio Mattivi氏の3名で構成され、同名称のワインの真正を確認するという任務を持つ。

ルーカ・ザイア農林政策相は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの保証委員会を設置することで、このイタリアの高級ワインの汚名を払拭し、信用を回復したいところだ。

ジュルネ・ヴィニコール2008年6月17日ニュース

2008年07月18日(金) 新「適正飲酒10か条」

アルコール健康医学協会がこのほど〈適正飲酒10か条〉を改訂しました。

新というので、元をみると「遅くても夜の12時で切り上げよう」という標語などだったらしく、見直したそうです。では新「適正飲酒10か条」を、七五調でかみしめながら、どうぞ。

  1. 談笑し楽しく飲むのが基本です
  2. 食べながら適量範囲でゆっくりと
  3. 強い酒薄めて飲むのがオススメです
  4. つくろうよ週に2日は休肝日
  5. 止めようよきりなく長い飲み続け
  6. 許さない他人への無理強い・イッキ飲み
  7. アルコール薬と一緒は危険です
  8. 飲まないで妊娠中と授乳期は
  9. 飲酒後の運動・入浴要注意
  10. 肝臓など定期検査を忘れずに

しないさせない許さない未成年者飲酒・飲酒運転 引用『酒販ニュース』

2008年07月16日(水)・17日(木) イタリア サルデニア島のワインを販売します

イタリアワインを好きな方は多いと思います。北部トスカーナ地方から南部のシシリア島まで、多様で多彩なワインが産出されていますが、今回是非にと選んだのは、島全体がオーガニックといわれるサルデニア島のワインです。

ワイン名は『Lill LOVE』。 リリーの恋か、と思いましたが「リッロヴェ」と発音します。

ブドウ品種はカンノナーウ種(グルナッシュ)+地元ブドウ。アルコール度13.5度。こくもボディも豊かで、熟成が愉しみです。

日本への輸入数は60本のみ。価格は4,400円ですが、販売記念として7月中3,800円(税込)で1本から販売します(送料別)。

お申込はメールでお願いします。

2008年07月14日(月)・15日(火) クゾン社の輸入カトラリーを使った食事会

きたる16日(水)、輸入チーズ専門会社フェルミエ社のご協力を得て、ワインパートナーが輸入を開始したクゾン社のカトラリーを使った食事会が開催されます。

食事の腕を揮うのは、長野県『職人館』館主の北沢正和氏。信州の夏野菜と滋味溢れる食材にチーズを創意豊かに用い、ワインパートナーのワインやスパークリングを【トップテン】で味わって頂きます。

楽しい宴になりそうです。

2008年07月11日(金) 那須に『トラットリア ラ・スカルペッタ』がオープン

梅雨が明けると夏休みの季節ですね。お出かけの場所として今一番活気があるのはアウトレットショップかもしれません。

一流品の掘出物が気軽に買えるとあり、全国各地でアウトレットが人気ですが、7月17日那須塩原に、『那須ガーデンアウトレット』がグランドオープンします。東京ドーム4個分の敷地の全長は500mになります。駐車数は3000台。ショップ数は110店舗。自然や動物との触合い、キッズ・ガーデンも充実し、イタリアトスカーナの田舎町をイメージした町並を目指すそうです。

トスカーナとなると当然ながら、そこに「お皿をぬぐって食べるほど美味しい」という名の『トラットリア ラ・スカルペッタ』がオープンします。

総料理長は、川奈、静岡、新潟各地でイタリア料理を采配する石崎幸雄シェフ。

トップテン】をずらり並べ、皆様のお越しをお待ちしています。夏季のお休みに、お買い物のお休みに、ワインと料理をどうぞお楽しみ下さい。

2008年07月10日(木) ハンガリー:偽造コニャックを押収

全国コニャック事務局(B.N.I.C.)からの情報をもとにおこなわれた数週間にわたる捜査により、ハンガリーの税関は、6月4日、3200本以上の偽造コニャック及び、製造所で出荷準備のできていた偽コニャックを積んだパレット数台と30箱余りを押収した。

摘発された容疑者の製造所があったのは、ブタペストから数百キロほど離れた、これまでも有名ワインや種類飲料の偽造品押収で名前のあがったことのある都市。

容疑者はコニャックの香りをつけたコスト安の劣化なハンガリー産蒸留酒をコニャックと称して生産販売していた。全国コニャック事務局のアラン・フィリップ局長は、容疑者が逮捕されたことに対し、「コニャックの生産者らを悩ませていた偽造事件がやっと解決し、ほっとした」と語っている。

ジュルネ・ヴィニコール2008年6月17日ニュース

2008年07月07日(月) 2008年の南半球のワイン生産高予想

国際ブドウ・ワイン機構(OIV)は、6月4日パリで記者会見をおこない、2008年度の南半球にあるワイン主要生産国9カ国のワイン生産高予想を発表した。

この発表によると、2008年度の南半球のワイン生産高は、5143万4千ヘクトリットル前後となる見込みで、予想通りとなれば、対前年比4.9%増、2000年頃と比較するとほぼ20%増となる。(尚、この数値にはブドウ汁・ブドウ液は含まれていない。)その結果、世界総生産量の2割弱が南半球で生産されている計算となる。

国際ブドウ・ワイン機構の予想の中で、2007年度に対し特に生産量増加が著しいのは、前年度雨不足のため大変収量が少なかったオーストラリア(1110万ヘクトリットル)とニュージーランド(170万ヘクトリットル)で、ともに対前年比15%近い増加率を記録する見込みとなっている。又、ブラジル(350万ヘクトリットル)やチリ(850万ヘクトリットル)でも、若干の増加(それぞれ対前年比4.9%増と3.3%増)が予想されている。一方、南アフリカでは、生産量990万ヘクトリットル(対前年比0.5%増)、アルゼンチンでは同1520万ヘクトリットル(対前年比1.4%)と、ほぼ前年並みの生産量となる見込みだ。

同発表によると、南半球ワイン主要生産国9カ国の現在のブドウ畑総面積は、凡そ891000ヘクタール。世界のブドウ畑面積の1割強でしかないが、オーストラリアやブラジル、ニュージーランドでは年々、畑面積が増加しているため、同9カ国の畑総面積は、対2006年度比2.5%増、対2000年16%増となっている。

ジュルネ・ヴィニコール2008年6月11日ニュース

2008年07月03日(木) ドイツ:マインツがグレートワインキャピタルに加入

世界の偉大なワイン都市が集まって作った協会グレートワインキャピタル・グローバルネットワークに、新たにドイツからマインツが加わることとなった。

現在この機関には、ビルバオ・リオハ、ボルドー、ケープタウン、フィレンツェ、メルボルン、ポルト、サンフランシスコ・ナパヴァレー、メンドーザの8都市が加入。世界のワイン生産都市が候補として名乗り出ることができるが、1国につき、1都市のみ加入することができるため、マインツは、ドイツワインを代表する『ワインの首都』となる。なお、今回のマインツの加入については、4月の視察団訪問を経て、5月17日にボルドーで開かれた同協会の集会で決議された。

視察旅行では、ラインランド・プファルツ州都でラインヘッセン地方のワインの都でもあるマインツの、ワインの生産状況、品質、観光事業などを視察していた。

グレートワインキャピタルの公式サイトはこちら

ジュルネ・ヴィニコール2008年6月3日ニュース

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